当社ご祭神、大物主神様は、「方除けの神様」、「縁結びの神様」であるとともに、「薬の神様」としても良く知られています。「因幡の素兎(しろうさぎ)」を助けたという神話は、あまりにも有名ですが、その他にも1100年前に作られたといわれる『大同類聚方』という書物には、当社に伝わる薬として、「花鎮薬(はなしずめのくすり)」「大神薬(おおみわのくすり)」「三諸薬(みもろのくすり)」という三種の薬が、その製法・効能と共にしるされています。
このご神徳を今に伝えるのが、4月18日に行なわれる「鎮花祭」で、今年も多くの薬業関係者が参列し、本社と狭井神社の両社で執り行われました。
そして、病気平癒・身体健康の神様を祀る「狭井神社」に進む儀式殿左の道は、「くすり道」と言われ、「平成の大造営」の竣功を奉祝して、大阪・奈良・京都・兵庫の製薬業者の方々より灯篭をご奉納頂きました。
今回この道を含めた狭井神社までの「くすり道」に、「薬草木」22種類が植えられ、ここに46種類となりました。わかり易い説明板がついていますので、新しい名所に暫し足を留めて、くすりの神社へお進み下さい。
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