大神神社のご祭神とご神縁を結ぶ全国の報本講社の講員、崇敬会の会員のご隆昌とご平安を祈る祭典が3月と9月の第4土曜・日曜日に行われ、参道に奉納の幟り旗が並ぶ中を全国から講員・会員が参拝されます。
神様へのお手紙である「祈願詞」が全国の講員・会員から寄せられ、祭典ではその「祈願詞」を大前に奉奠し、宮司が祝詞を奏上します。神楽「浦安の舞」もこの祭典では正装束を四人の巫女が纏って優雅に舞い納めます。そして神職と参列者が共に「大祓詞(おおはらえのことば)」・「神拝詞」・「鎮魂詞(いのりのことば)」を唱え、みわ鈴を振り鳴らして祈る「むすびの鈴行(すずぎょう)」を行って、神前に篤い祈りを捧げます。
また講員、崇敬会員が中心になって神賑行事を盛り上げることもこの祭典の特徴です。和太鼓の奉納演奏、千本杵餅つきの餅や樽酒の振る舞い、三輪山福袋の販売、飲食店や名産品の各種バザー店の出店、金魚すくいや子供広場でのゲームなど多彩な催しで、まさに神職と崇敬者が一体となって行われる祭典として社頭は終日賑わいを見せます。