祭祀遺跡として、最も神聖な三輪山内の禁足地から出た子持勾玉は、祭祀用品であったことは勿論、信仰の上からもある呪力をもつものであり、親の玉が子の玉を生じて増加するという、多産増幅の意義をふくむ神秘の象徴とされ、特に祈願を行った上で埋斎されたものとされます。