三輪山は、標高467メートル、周囲16キロメートル、面積は約350ヘクタールあり、この中に、常緑広葉樹、落葉広葉樹、針葉樹など合わせて、40種類以上の樹木が繁茂しています。特に代表的なものとして、松、杉、檜と榊があり、常に青々とした山容を示しています。
当社ご祭神、大物主神様は、「方除けの神様」、「縁結びの神様」であるとともに、「薬の神様」としても良く知られています。「因幡の素兎(しろうさぎ)」を助けたという神話は、あまりにも有名ですが、その他にも1100年前に作られたといわれる『大同類聚方』という書物には、当社に伝わる薬として、「花鎮薬(はなしずめのくすり)」「大神薬(おおみわのくすり)」「三諸薬(みもろのくすり)」という三種の薬が、その製法・効能と共にしるされています。