
冬至の日に南瓜を食べると「病気にならない」と古くから各地で言い伝えられています。昔は冬至の頃には食べられる野菜が少なかった為、冬を元気に越せるようにと願いを込めて、栄養もあり保存の利く南瓜を大切にし、食べていたようです。
そこで当神社では、冬至の時期にあわせて奉納され、御神前にお供えされた南瓜を大鍋で炊き出して、参拝者の方々に振る舞っております。
例年1200食分を用意し、周囲は南瓜と出汁の香りが立ちこめ、事前の告知でご存じだった方や、偶然この日に参拝した方々などで会場には人があふれ、大変喜ばれています。
当日は祈祷殿前にて「南瓜煮」と「南瓜ぜんざい」を各600食(※無くなり次第、終了)ずつご参拝の皆様に無料で振る舞います。是非お楽しみに。
新しい年を目前に控えた第2日曜日の12月11日、三輪さんの冬の風物詩である「大注連縄の飾り付け」が行われます。この「大注連縄」は、崇敬団体である岸和田市の「照友会」により、昭和29年から毎年欠かさず、奉納されているものです。
最大のもので長さ6・5メートル、太さ1メートル、重さ350キログラムもあります。
早朝、拝殿前斎庭の大注連柱用をはじめ4本の大注連縄が、大型トラックで岸和田を出発し、二の鳥居に到着すると、神職のお祓いを受け、そこから50名近くの会員の手で拝殿前まで運び込まれます。
続いて拝殿で「奉納奉告祭」が執り行われた後、ご参拝の方々にもお手伝いをいただき、正面の大注連縄が取り替えられます。
皆様方も是非、この行事にあわせてお参りいただき、引き綱を引いて大注連縄の飾り付けに参加されてはいかがでしょうか。
毎年話題になっている「ギンリョウソウ( 銀竜草 )」ですが気温の上昇とともに、境内でその姿が見られるのも残り僅かとなってきました。
「ギンリョウソウ」はイチヤクソウ科の腐生植物で成長すると7~15センチくらいになり、自分で光合成を行わないため落ち葉などの栄養分に依存して成長します。そのため茎、葉、花までもが透けるような白色をしています。そして花期が短く、溶けるように消えてしまいます。
鱗状の葉と、茎から花にかけての形が頭をもたげた竜の姿に似て、全体が白いことから「銀竜草」と名付けられ、また薄暗い森の中では群生している姿が、ほのかに浮かび上がって見えることから「ユウレイタケ」、葉が透き通っていることから、「水晶蘭」と別名で呼ばれています。
標高の高い山に登ると見かけることはあっても、大神神社のように低山の山麓で自生するのは珍しいことだそうです。
お参りに来られた際、参道脇の落ち葉に目をやると白い「ギンリョウソウ」が出迎えてくれているかもしれません。
学業に励む児童生徒の、真心こもる書初め作品を奉納していただき、なお一層書道の盛んになることを祈る、「書初めまつり」(主催 大神神社・奈良県書道教育研究会、後援 奈良県教育委員会・読売新聞奈良支局)が執り行われます。 祭典終了後、大礼記念館2階大広間において「表彰式」を行い、「大神神社宮司賞」と「奈良県書道教育研究会賞」の各受賞者の中で当日ご出席の方を表彰します。(奉告祭・表彰式にはどなたでも参加可能です) 厳正なる審査により選ばれた「大神神社宮司賞」「奈良県書道教育研究会賞」「特選」「準特選」「優秀」の各賞の入賞作品の展示は、大礼記念館2階大広間にて2月7日から9日(午前9時から午後4時)まで行われます。
新しい年を目前に控えた12月13日、当神社二の鳥居前に奈良県花き植木農業協同組合より見事な大門松が奉納されます。
当日、組合職員の方々によってクレーン車を使うなどして、手際よく飾り付けが行われ、最後に神職によるお祓いを受けて完成となります。
この奉納は今回で18回目を数え、奉納者の「地産地消」のこだわりから、材料は全て奈良県産の物を使い、土台から先端までの高さがおよそ5メートルもある「ジャンボ門松」です。
毎年、ご参拝の方々の写真スポットとしても大人気です。